さぁさぁやって参りましたこの時期が!!
そうです「チームちむどん」の現代版組踊「鬼武蔵~TADAMOTO忠元」公演です。毎年12月の第4日曜日に開催されるようですね!
伊佐に移住してきたばかりの私ハナ(@hana_sauna)にとってこの公演は本当に衝撃的でした。
子どもたちも一生懸命、その周りを囲んでいる大人たちも負けないくらい一生懸命。何かに夢中になれるって本当にすごいことだと思います。
チームちむどんとは?
2014年に結成され伊佐市の小・中・高校性を中心に踊りや舞台(現代版組踊)の公演活動をされています。
「現代版組踊とは?」チームちむどん公式HPより↓
1990年代、沖縄県うるま市(旧勝連町)で、子どもの無気力と若者の流出問題についてなにか解決方法はないかと考えた南島詩人平田大一氏が、この問題を解決するためには、まず若者が地域に誇りを持つことが大事だと考え、地域に眠る英雄の生きざまを学びなおし、次にはどうやってこれを大勢の人に伝えるかということに、沖縄の伝統芸能「組踊」の様式にのっとった舞台「肝高の阿麻和利」の公演を始めたのがそもそもの始まりです。
地域の子どもたちが自分達がすむそれぞれの地域の歴史について学び、その成果を舞台として発表するこの活動を、沖縄だけでなく全国に普及させるためにあらたに「現代版組踊」と称すると同時に、この手法が「人材育成」と「地域興し」に有効であることが認められ、今ではこの活動が全国に広まりつつあります。
現代版組踊は、拠点とする地域に由来する歴史や伝承、史跡、人物の物語を題材とすることで舞台を通し「地域の宝」を掘り起こし、若い世代に伝えることで郷土への誇りを育てるきっかけ作りを行っています。
現代版組踊「鬼武蔵〜TADAMOTO 忠元」公演について
あらすじは?
チームちむどん公式HPより↓
1868年3月14日江戸城決戦前夜。江戸のとある庵にて密かに対峙する天璋院(篤姫)と西郷吉之助(隆盛)は、互いの故郷「薩摩」の話を懐かしむ。
やがて話題は地元の偉人「新納忠元」へと。時の関白、豊臣秀吉に対しても一切物怖じせず己の信念を貫くと同時に、主君への忠義には熱い薩摩隼人そのものと称された「新納武蔵守忠元」。「鬼武蔵」と畏れられた一方「歌詠み人」としても諸侯に名を馳せた「忠元公」の浪漫に満ちた生き様を天璋院と語りながら、やがて西郷は一つの真実に辿りつく…。そして運命の3月15日を迎え、西郷は大きな決断をする。
明治維新から150年!薩摩人の中に脈々と息づく「人づくりに挑戦を続けるDNA」が、今の近代国家「日本」を作り上げた!「忠元」が「日新斎(島津忠良)」から受けた薫陶が、やがて「二才咄格式定目」という名の青少年教育の指針を生み出し薩摩独特の郷中教育の支柱となり、そしてそれは「島津斉彬」から西郷まで引き継がれたのである。
果たして「忠元のエスプリ(精神)」は今の鹿児島に、伊佐にどう受け継がれているのかを問う意欲作!時代も世代も飛び越えた、新たな「鬼武蔵伝説」の誕生を是非、劇場でご覧あれ!
稽古の見学に行ってきました!
この日は合同練習初日ということで、今年度卒業する高校3年生の挨拶から始まりました。
現代版組踊で得た経験を後輩たちに伝えたい、同じように色んな経験をしてほしいという思いが伝わってきました。本当にいいチームです。
初めて伊佐市文化会館大ホールにお邪魔しましたがとても綺麗な施設ですね。
お話を聞いてみると一週間前からホールを借りているんだとか。気合の入れようが伝わってきますね!!!
友情出演チームの紹介
今回の公演ではチームちむどんメンバー以外にも遠くから駆けつけてくれた仲間たちがいます。
チーム息吹(福島県)
南山義民小栗山喜四郎を中心として描いた「息吹〜南山義民喜四郎伝」を演じる活動をされています。
チーム鬼鷲(沖縄県)
琉球山王統一の王「尚巴志」の歴史を題材にした「鬼鷲〜琉球王尚巴志伝」を演じる活動をされています。
チーム絆花(北海道)
中山久蔵を題材に「絆花〜中山久蔵翁物語」を演じる活動をされています。
いざ!本番!
見てくださいこの躍動感あふれる写真!(写真は鬼武蔵公演実行委員会様より掲載させて頂いております)
現代版組踊だけでなく、和太鼓衆 鼓動塾さんの演奏、大口東小学校生徒さんの下青木の棒踊り、大口東エイサー団「良眼房」さんのパフォーマンスなど盛りだくさんでした。
物語は篤姫と西郷との対談から物語が始まり、忠元の一生を劇や踊りで表現していきます。
舞台上だけで演技されると思っていたら、踊りの場面では学生さんたちが客席の通路に出てきてすぐ近くでパフォーマンスしてくれます。緊張している子、役に徹して笑顔で演舞している子、息が上がっているけどそれを物ともせずに全力で演舞する子、そんな学生さんたちをすぐ近くでみていてお腹の底からうわあああすごい!かっこいい!そう思いました。
そしてバックで流れる音楽は「鬼武蔵ちむどんバンド」メンバーのみなさんの生演奏!そのオリジナル挿入歌がまたいいんです!
公演情報まとめ(2019年の情報です)
公演日 | 2019年12月22日(日) |
公演時間 | 昼の部:会場12:00 開演12:30 夜の部:会場17:00 開演17:30 |
チケット(全席指定) | 前売り:一般3,000円/小中高生2,000円 当 日:一般3,500円/小中高生2,500円 |
前売りチケット取扱所 | オニツカ/伊佐市役所大口庁舎 さつまや食堂/イサムカーショップ |
チームちむどん今後の活動は?
いかがでしたでしょうか?実際に見てみたくなりませんでしたか??
もちろん、舞台として観覧するには1年後まで待つしかありません…が!
イベントやお祭りなどでステージパフォーマンスをされているそうですよ!!