新年あけましておめでとうございます!
おみくじは中吉、恋愛は「あきらめなさい」と書かれておりましたハヤシ(@PackerJohnny)です……。
伊佐市には ”焼酎神社” の愛称を持つちょっと不思議な神社があることをご存知でしょうか?伊佐が焼酎発祥の地と呼ばれる所以の場所をご紹介します!
※伊佐市内の他の神社についてはこちらもどうぞ↓↓
初詣どこに行く?鹿児島県伊佐市内にある11の神社をご利益や周辺情報などとあわせてご紹介!郡山八幡神社とは?
郡山八幡神社(こおりやまはちまんじんじゃ)は伊佐市大口太田にある神社。正式名称は八幡神社、別名焼酎神社とも呼ばれ、本殿は国の重要文化財にも指定されています。
郡山八幡神社はこんなところ!
アクセスは車が便利、駐車場もあります
国道268号線から少し脇に入った所にあります。
看板の場所を曲がりすぐ左手が神社です。
建立の歴史
社伝によると、菱刈氏の始祖菱刈重妙が建久四年(1193年)に封を受け、建久五年(1194年)八月領内を巡視している時に郡山で一人の老翁に会い「われは豊前宇佐八幡である。われをここに祭れば汝の子孫を守護しその永福を祈るであろう」と言われ、その言葉を信じて豊前宇佐八幡の神霊を勧請し建立したのがこの神社と語り継がれています。
御祭神は古事記・日本書紀で有名な神功皇后(じんぐうこうごう)
神功皇后は、皇子を身ごもりながら兵を率いて海を越え新羅へ攻め込み、百済、高麗をも服属させ、100歳まで生きたという伝説を持つ人物と言われています。す、すごすぎる……。御神体は以前盗難にあい、数十年後、少し離れた地区の家にあった箱の中から見つかり、改めて八幡神社に安置されたのだそうです……。
安産にご利益のある神社!!
神功皇后は、妊娠したままで朝鮮へ出兵しその後出産したという神話での事績から、安産祈願に霊験ありとして祀られています。また、伊佐市菱刈市山の箱崎八幡神社(国の重要文化財)の祭神は応神天皇(神功皇后の息子)であり、郡山八幡神社と箱崎八幡神社が親子の間柄であることが所以ではないかとの説もあります。
学問の神様も祀ってある!?
郡山八幡神社には、高柳地区の菅原神社、木崎地区の高熊神社・稲荷神社が合祀されています。菅原神社は学問の神様である菅原道真公を祀ってあるため、受験生の参拝客も多いのだとか……。
両腕をもぎ取られた仁王像??
郡山八幡神社の入り口にある仁王像は、両腕をもぎ取られ、左右反対に建てられています。この仁王像は以前羽月川の川底に投げ込まれていたものを引き上げたものだそうです。おそらく廃佛棄釈の時に腕をもがれ投げ込まれたのでしょう……。造立は享保6年(1721年)、有名な徳川八代将軍吉宗の頃とのことです。
国の指定重要文化財
室町及び桃山形式の手法と琉球建築の情調が強く加味された非常に珍しい建築となっています。御神体をおさめた小型の宮殿や神社本殿などが重要文化財となっています。御神鏡は紛失したまま見つかっておりません…。朱色の美しい神社です。
郡山八幡神社=焼酎神社??
昭和29年(1954年)の改築時にとある大工の落書きが発見されました。そこには、「ここの施主は焼酎もご馳走してくれない!どケチ!!」(意訳です…)と書かれており、落書きの中にある「焼酎」の字が日本最古のものであったことがこの落書きを有名なものにしました。
御朱印あります!
社務室に行きお金を納めると、御朱印と郡山八幡神社について詳しく書かれた冊子をいただくことができます。
初詣、春の大祭、六月灯…
写真は少し少なめですが、初詣の際には露店が並び、多くの参拝客で賑わいます。伊佐では一番人が多いのではないでしょうか。
参拝客用に焚き火が用意してあって、心遣いに身も心も温まります。
5月には春の大祭、7月には六月灯もあり賑わいます。
郡山八幡神社のおすすめポイント
「郡山八幡神社」のおすすめポイントをまとめてみました。
● 日本最古の焼酎に関する記述(落書き)が残っている神社!
● 室町及び桃山形式の手法×琉球建築の珍しい建築&国指定重要文化財!!
● 秋にはとても美しい紅葉が楽しめる!!!
郡山八幡神社の情報(住所や駐車場情報など)
スポット名 | 郡山八幡神社(こおりやまはちまんじんじゃ) |
住所 | |
電話番号 | |
営業時間 | – |
定休日 | – |
駐車場 | 約15台 |
こぼれ話
取材に行こうと車に乗り込もうとしたところ、車が鳥のフン(うんち)まみれになっていることに気がつきました……。今年は運に恵まれたいい年になりそうです笑