こんにちは。断熱材って暖かいですよねシュンペー(@PackerJohnny)です笑
今回は前回の古民家改修日記の続きとして、薪ストーブ設置までの軌跡をご報告します!
古民家のセルフリノベに失敗した話(5)- 家の中にテントを張って暮らす男の戦い。薪ストーブで伊佐の冬に挑む。-はてさて暖かい暮らしに一歩近づいたんでしょうか?笑 薪ストーブついたんだからそりゃあね…
まずは伊佐の土を使った炉壁づくりから!
前回もお話ししましたが、今回は土を突き固めて壁をつくる「版築(はんちく)」という手法を用いて、伊佐の土を使って炉壁をつくります!
火の周りには火に強い土を!ということで、伊佐市内で炭を製造されている古川さんにお願いして、炭窯用の窯土を分けていただきました。古川さんがつくられる樫の黒炭は火持もいいし煙もほとんど立たないので囲炉裏にも火鉢にも最高です🔥🔥
実験によって編み出された秘密の黄金比で土と石灰を混ぜていきます。軽く握って形が崩れないくらいがいいらしいのですが、土自体が適度に水分を含んでいたので今回は特に加水することなく土の準備は完了!
あとは事前に準備しておいた枠に土を入れては突き入れては突きを繰り返していきます。
いつも力を貸してくださる炎の左官職人二木さんの、
版築に失敗はない。できあがったものが正解。
という力強い言葉を胸に、軽く突いてみたりしっかり突いてみたり、庭にあった砂利を混ぜてみたりしながらできあがりの表情を楽しみに突いていきました!
そして待つこと1ヶ月。
枠を外して姿を現した炉壁がこちら!
かっくいぃぃぃいいい!!!!!
そしてガトーショコラみたいで、
おいしそぉぉぉおおお!!!!🤤
同じものは二度とつくることができない。テンション上がりまくりです🔥
次に焼酎を使って炉台づくり!(ん?焼酎??)
気合十分で朝一からモルタルを練って塗ろうとしたらこれですよ…伊佐あるあるですね😓
なんとか水が使えるようになってからいざスタート!
モルタルを塗って、
乾きを待ちます。左官作業ってほんとに時間との戦いって感じがします。洗い物も冷たいし冬場はしんどいです…世の中の左官さんたちはすごいなぁ…。
乾くのを待つ間、伊佐の老舗「五十嵐食堂」さんへ。うまい🤤
いい感じに乾いてきたので上に塗る油煙を準備します。
そのままでは塗ることができないので、焼酎と卵の白身を使って溶かしていきます。
そして塗りたてほやほやはこんな感じでかなりキリッとした黒になりました!
これから薪ストーブを使っていく中で、いろんなものをこぼしてそれを拭いてを繰り返しながらいい感じの色に落ち着いていくんだろうと思います笑 変化を楽しむっていいですよね!
準備完了!ついに薪ストーブ着陸の日がやってきた!!
炉壁と炉台がととのったので、ついに薪ストーブ本体の着陸準備完了です!
株式会社ヤマカナ(旧 山崎金物店)さんが三人がかりで丁寧に設置にあたってくださいました!
そしてやってきた初点火の瞬間!!!
ん?
なんだよこのクモの巣〜記念すべき初点火の瞬間がぁああ!!!💢(無事点火はできました)
火の揺らめきが焚き火とはまた違っていいです…が、
あれ…あたたかく…ないぞ…
この薪ストーブがついたら家中が暖かくなるんじゃないかと期待を抱いていたのですが、完膚なきまでに打ち砕かれました笑
理由は明らかです。薪ストーブが悪いんじゃありません。隙間だらけなのが悪いんです😅
どれくらい室内に風が吹いているかを捉えた衝撃映像がこちらです↓
ということで、今はせっせと塞ぐ作業に励んでいます笑
そして、いただいてきたソファを置いて撮った現在の写真がこちら!
なかなかいい感じではないでしょうか!!!
ただ、
まだまだしっかりと寒いです
そして風ももちろん吹いてます(笑)
ということで、引き続き頑張って床・壁・天井を仕上げていきたいと思います。
(薪ストーブの本当の暖かさを感じられるのはいつになることやら…笑)
ではまたー!
<SpecialThanks!!>
株式会社 古川